11 月 11 日: チェス界で社会的に殺されたのではないかと思った話
会員名簿から抹消されていた
発端は X 上で今回のチェスマガジンに関して話題にされている方がいらっしゃったので、面白そうだな、読んでみようかなと思ったところから始まります。 日本チェス連盟は以前はマガジンのダウンロード用のパスワードをメールで送信していたのですが、最近は MiiT+ という会員管理用のクラウドシステムのポータル上でお知らせするようになったようです。 ということで MiiT+ にメールアドレスとパスワードでログインしてみようとしてもログインできません。 あれ、パスワードが違うのかな、と思いパスワード再設定のメールを送信させようとしましたが何も起こりません。 どうも MiiT+ のアカウントが論理削除されているようにみえます。 ここまでは何も心配していませんでした。 多分 MiiT+ に移行する際のゴタゴタで先だって作っていた人のアカウントを誤って削除、もしくはあるタイミングでデータをクリアして全体周知をしていなかったかのどちらかと思っていました。 なので新規入会登録からアカウントを作成することにしました。 氏名・フリガナ・メールアドレスを入力して送信。 これで登録状況と照会してアカウントを作成してもらえるものだと思っていました。
ここで日本チェス連盟からすぐにメールが返ってきたのですが、そこには私の予期しない回答が書いてありました。 年会費のご入金のご確認 という表題で、本日時点で、年会費のお支払の確認ができておりません。 と記載されていました。 そんな馬鹿な、まだ期限は残っているはず、と思って再度日本チェス連盟のサイトに飛んで会員名簿を見てみました。 私の名前がどこにもありませんでした。 えっまさか自分の記憶違いか、と思って過去に日本チェス連盟に送ったメールを漁ると、そこには会員期限 2024 年 7 月までと記載されており、間違いなくまだ期限は残っています。 というより会員名簿を見てみると多少期限が切れている会員でも名簿には残っています。 意図的に削除されたとしか思えませんでした。 すぐさまそのメールに宛先を確認してから1 これこれこういう経緯で残っているはずなのにリストから削除されているのはどういうことか、と返信しました。 そうしたら音沙汰が無いので念のため MiiT+ の方のお問い合わせフォームからも質問しましたが、返信はありませんでした。
先程はすぐに返信があったのにこういう内容になったら返信が来ない。 これはどういうことなのか。 最悪の事態を想定しました。 要は 返信が来ないことこそが返信なのだ ということです。 その最悪の事態になった場合、私はもう大会に出ることはできませんしチェスクラブの公式戦に出ることもできません。 それどころか狭い界隈なので、この人は何かしらの問題があって追放された人物だ、とすぐに話が伝わってしまい、まともに活動することすら憚られることになります。 私がこれを疑ったのは、少なくとも身に覚えがあったからです。 大会会場でマナーについて注意されたことが何度もありますし、動画投稿者なのでそこで連盟について話題に出したことも何度かあります。 それらを総合的に見て この人物はマナ悪で団体及び界隈に害をなす と判断されてもそこまで不思議ではありませんでした。
返信は来た
諦めて引退を決意し、店じまいを始めたところで返信が来ました。 最初の質問から 8 時間以上が経過していました。 そこで調査をしていただき、会員資格剥奪ではなく手違いでアカウントや会員名簿から名前が削除されてしまったことをお詫びいただきました。 結局のところ私も日本チェス連盟が人手が全く足りておらずボランティアの人材で回しているような状態であることを知っているため強く言うこともできず、調査・対応いただいたことに謝辞を述べました。 人間がやることなのでミスはつきものですし、それに対して苦言を呈する気はありません2。 ただ、もう少し早く返信するなり何なりリアクションを取ってほしかったなと思います。
今回のことで改めて思ったのは、自分の活動がかなり日本チェス連盟に依存している状態なのだなということでした。 間違いだったから良かったものの、これが本当に剥奪だったのであれば私は黙って引退するしかありません。 そして日本チェス連盟は会則にも記載の通り、やろうと思えば簡単にそのようなことができるという理解です。 少しだけ引用します:
第18条 会員が次のいずれかに該当するに至ったときは、理事会は当該会員の会員資格をとりあげることができる。
・この会則に違反したとき
・国内外のチェスの試合において不正を行った場合
・反社会的勢力、あるいは公序良俗に反する者と理事会が判断した場合第21条 会員が前項により会員資格を喪失した場合、当該会員は会員としての権利、特典を失い、国内公式戦にも参加できない。
第22条 理事会は当該会員資格を取り上げる際、理由を述べる必要はない。
名も無いプレイヤーなのであれば細々と Chess.com や lichess でプレイするだけにすれば良いですが、私は動画投稿もしているプレイヤーです。 十字架を背負った状態で動画投稿を続けることなど私にはできません。 今後の立ち回り方を考えたほうがいいな、と思わされた出来事でした。