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1 月 25 日: はじめてロジカル・チェスを読んで思ったこと

洋書は敷居が高い

Logical Chess : Move By Move: Every Move Explained という有名な本があります。 一言でいうと 1 手 1 手の解説があって棋譜並べが苦手な人でも読み進めやすい棋譜集 です。 日本語で読める同様の棋譜集としては チェス上達の手引き があり、こちらは個人的に初級者・中級者の方にとてもお勧めです。 例えば チェス戦略大全 のような棋譜集だとある程度手が進んだ後から簡単にポイントを述べるだけにとどまっており、これを実際に並べると この手は何故必要なのか、どういう狙いがあるのか というのがよく分からず、常に自分で分析しながら並べなければなりません。 私はこれがとても苦手なので、一般的な棋譜集だと学びを得る前に消化不良に陥ってしまいます。 チェス上達の手引きではさすがに 1 手 1 手すべて解説とはいきませんが、十分詳細に解説してくれていて疑問に思うことが全くありません。

そして、このロジカル・チェスは完全に 1 手 1 手の解説がされている本です。 それはもう 1. e4 からかなりの長さで 何故初手に e4 を指すのか について書かれており、その後の 1... e5 についても同様です。 しかもそれが本の中で何度も出現する度に、少し文の内容を変えてしつこいぐらいに述べられているので嫌でも頭に入ります。 チェス上達の手引きと同様の理由で、とても素晴らしいと思います。

ただ問題なのは 洋書であること で、英語が苦手だとまず買って読み切ることができるのかというところに不安を覚えます1。 幸いアマゾンの試し読みで少しどういう英語なのかを見ることができるので、いけそうかどうか事前にチェックすることは多少はできました。 注文してから家に届くまで 3 週間ぐらいかかりましたが、そこから頑張って読み始めました。

中学英語程度でも快適ではないが何とかなると思う

まず読んで思ったのは、本の最初に書いてある前書きみたいな長くてよく分からない単語ばかりの文章は正直辛いです。 そのまま Google 翻訳に突っ込んだほうが良さそうな感じがしますが、紙の本だとなかなか面倒です。 ただ、実際の棋譜並べの部分が始まったらそこそこ何とかなりそうだぞ、と思えるようになりました。 それでも所々よく分からない単語が出てきますが、結構何となく読めます。 どうしても分からないところは英単語を調べたり、そのまま Google 翻訳に書いて何とか読み進めることができました。

ここで思ったのが、紙の本だといちいちそういう行為をする時に打ち直して調べなければならず、これをやっていると思考が中断されて辛いということでした。 Kindle であれば長押しすると英単語を調べることができますし、何なら PC 版でそのままコピー・アンド・ペーストして Google 翻訳に突っ込むこともできます。 私は本はなるべく紙で読みたい派なのですが、これを知ってから次から 洋書は Kindle で買おう と思いました。 しかも洋書はどれもこれも Kindle 版にすると半額以下になるのでお財布にも優しいですし、何より注文してすぐ読めます。

ちなみに ロジカル・チェスの Kindle 版 もあって、やっぱり結構安いです。

ある程度沼に浸かったら英語は避けて通れない現状がある

チェスは勿論英語なんて全く読めなくても楽しむことができますが、コンテンツを存分に味わおうとするとどうしても完全に英語を避けて通ることができません。 これは日本語と英語のチェス本やブログ、動画のラインナップを軽く探してみればよく分かると思います。 私も英語は苦手なのでなるべく読みたくはないのですが、重い腰を上げてロジカル・チェスを読んでみて良かったと思っています。 並行して Chessable も少しずつやっていたのですが、英語を頑張って読もうと決めていると少しは拒否反応が消えてとても便利に使えることが分かってきました。 ヒアリングはほとんどできないので動画視聴は厳しいところですが、それでも大きな進歩です。 100 Endgames You Must Know という有名なエンドゲーム本が気になっていたのですが、これも Chessable 版があるので時期を見て Chessable 版で読もうかなと思います。 あとロジカル・チェス的な本でもう少しレベルが高いと思われる Understanding Chess Move by Move があるので、これも機会があったら読んでみたいです。


  1. 理詰めのチェス に関してはグレーな感じがするので触れるのは控えます 

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